デザインの依頼方法

ご用意いただくもの

必ずしもこれら全てが必要というわけではありません。内容や制作するもので変わります。

1. ロゴ・マークデータ

データをメールにてご支給下さい。ファイル形式は、下記のいずれかになります。

  • AIデータ(イラストレータのデータ・フォントは全てアウトライン済みのもの)
    またはEPSデータ
  • PSDまたはPNGデータ(背景が透明のもの)

※トレースやスキャニングなど作業が必要な場合は別途費用が発生する場合がございます。

2. 写真データ

写真データをお持ちの場合はデータをメールにてご支給下さい。品質・著作権などに問題がない場合はそのまま使用させて頂きます。
ちょうどいいものがない場合、お客様自身が撮影していただくか、WOOD-HILL所有やネット上の無料の写真、お客様の許可を得て有料のレンタル写真を使うこともあります。
あるいは別途費用が掛かりますが、お客様の方で全国撮影サービス(マルチビッツGMOアマナイメージズ)等を利用されてはいかがでしょうか。プロのカメラマンが訪問して、商品撮影、人物モデル撮影、その他イメージカットなど、 用途とご要望に合わせて対応しているようです。
撮影した写真が使えない写真だったとしても、店舗のイメージがこちらに伝わります。たとえ自信がなくても撮影して送る。ということが大切です。


●店舗(企業)の外観、屋内の写真、顔だしがOKなら社長やスタッフの写真など。
webページの場合、これらのものがあるなしで、お客様の反応が全然違います。不安を少しでも解消するために必要です。
本業がある中で撮影をしていかないといけないので、少し手間取ってしまったり外が晴れてなかったり、光がうまく入らなかったりすることがあるので、早めに撮影することを意識し、撮れるときに撮る。というスタンスでいることがとても大切です。


何百枚も送付しない
写真をいざ撮影しようとすると、あれもこれもいいな、このアングルも撮っておきたい。と楽しくなっていってしまい、結果何百枚ものWEBサイト用の写真データが蓄積されることがあります。
もちろん写真素材は多いにこしたことはありませんが、必要な枚数は平均して20枚~30枚くらいです。取捨選択してから送ってください。
何百枚、何千枚もの写真をいただきますと、こちらの方で1枚ずつチェックしなければならないため、かなりの時間を要してしまいます。制作をよりスムーズに進めるために、写真を送付する場合は、本当に自分が使いたいと思ったものだけを送ってください。

3. 文字データ

  • コンセプト(とのようなお客をターゲットに何を伝えようとしているのかなど具体的に)
  • 店舗情報(電話番号・営業時間・住所/商品名・サービス概要など)
  • メニュー(メニューの内容や価格など)

■セールスポイント(必須)

店舗や商品の特徴など競合他社と差別化出来るセールスポイント(ウリ)が無ければ広告を制作してもなかなか効果は得られません。
2〜3つ以上あると強力ですが、最低1つは具体的にご用意頂くことが必要です。(簡単な箇条書きでも構いません)
その他、必要に応じてテキストの編集やキャッチコピーの制作など承りますが上記2つの文字データを含め、土台となる原稿は必要です。

4. レイアウトのラフ

RoughSketchFineParkラフ原稿(手書きやソフトで下書きを作成)
おおよそのレイアウトやご希望の配色、文字種類の希望などを伝える、ラフ原稿(下書き)をご用意ください。
文字・写真の配置と大小のバランスや使用したい色使いなどはラフ画に書き込むなどしてご指示ください。簡単なものでも大丈夫です。

5. 地図

手書きでもかまいません。目的地の名称・周辺の目印になる建物や店舗・住所・お電話番号等の必要事項も併せてご用意ください。

6. 参考資料など

言葉だけでは伝わらないイメージやご希望もあると思います。お客様のイメージに近いものや参考とした資料などをお送りください。(イメージに近い色やレイアウトのチラシやハガキなど)ヒントとなる資料など出来る限りご用意頂いた方がご意向のイメージを掴みやすく、以降の進行がスムーズで完成度も高まります。

  • 気に入ったホームページ(HPアドレスをお伝え下さい)
  • 雑誌やパンフレット・お好きな商品やブランド名など
    (HPや広告以外でも何でも構いません)
  • お好きな言葉
    (上質感・高級感・かわいい感じ・ポップな感じ…など抽象的なもので構いません)
  • お好きなカラー(赤・金・オフホワイト・モノトーン調・カラフル…など)

7. コミュニケーション環境とスキル

ホームページを見ながら、またはメールにて資料をお送りしながらメールにて打ち合わせや、プレゼンテーションを複数回繰り返しながら進行いたします。
そのため下記2つは必須となります。
●ネットが繋がるパソコン(スマホのみは原則不可)
テキスト入力・メールの送受信など簡単なPCスキルも必須です。
(パソコンが得意である必要はありませんが、全く使えない場合は作業が進行出来なくなります)
●お電話(携帯でも可)
殆どの連絡事項はメールによりますが、急ぎの案件や、口頭でないと伝わりにくい案件は、電話を使うこともあります。
(ご依頼期間中は、1週間以上連絡が取れない状況はご遠慮下さい)

【mail】woodhill@wood-hill.com 【fax】093-474-1042 【tel】093-474-1022


いかがでしょうか?
これらは規模やプラン等により必要なものは異なってきます。
一度発注してしまうと、「何もしなくてもいいや」と考えてしまうこともあるかもしれませんが、依頼者側が動かないと中々スムーズに進んでいきません。
制作をスムーズに早く終わらせるためにも協力して進めていくようお願いいたします。

校正前に確認しておきたいこと

レイアウトに細かい指示を出さない

「この写真を右に配置して、文字を2割ほど大きくして赤色にし、5ミリ下げて。」
初稿を出したあとに、こんな指示が返ってくることがよくあります。
プロのデザイナーである私たちは、出来上がりのイメージが頭にあり、それに沿って、内容の優先順位や、目線の流れ、色使いなどたくさんのことを考えながら、レイアウトを決めていきます。
一つ一つの写真や文字や色カタチ、配置に明確な理由があるのです。
最初の依頼のときに、お客様に簡単なラフを描いて頂きますが、それはお客様にご希望やご要望がありましたら、初稿を提出する前にお聞きするためと、何よりも訴えたい内容の優先順位をお客様自身に考えていただき、明確でぶれない作業を進めるためものものです。
060moji-image極端な例ですが、時間ギリギリまで訂正を繰り返すのが仕事、と考えているかのような広告担当者がいました。
出来上がりが頭にないので、ここが良いとか、ここが悪いとかの指示はなく、ただただ修正を加え、変更を重ね、最終的には0.1ミリ単位で配置したものを動かし、校正回数は10回をかるくこえ、元のデザインはほぼ無くなったことさえあります。夜中作業して、朝イチで提出すると、夕方に訂正の指示が入るといったことを、入稿リミットまで延々と繰り返します。
デザイナーには、自分自身が納得するための仕事と、食べていくための仕事があるなどと、自身に言い聞かせ、こなしていました。
下請けの仕事で利益もあったのでずるずると10数年続けましたが、心はポキポキでしたし、惨劇のレイアウトなのではずかしく、自分が携わった事を秘密にしたいと言う思いが、やがて金銭欲を超えてしまったので、貴重な収入源でしたが、ついにお断りしました。
あなたは、プロの料理人に、この魚を買いなさい、包丁はこう研いで、魚はこうしてさばき、身はこういう風に切って、この皿にこう盛ってと指示を出しますか?あなたがプロの料理人で、自分の店ならそれもあり得ますが、普通はうまくいきません。プロでない人は、プロには決して届きません。うまくできるのなら、プロに発注する意味がありません。